運命の再会

今日はそれほど忙しくもなく、

明日から飲み会が続くので、6時前に早々と会社を出てさっさと一丁目経由で帰ろうと思っていた。

エレベーターもやけに混んでいて一本やり過ごす！

 (ここ大事！

次にきたエレベーターは空いていた、

待ってよかった！

奥の方まで行き、入り口方向を無防備に見ていた、

どんどん人が入ってくる、

ほぼ満員になり、最後に乗る人たちが奥を向いたまま乗ってくる、

入り口側を無防備に眺めてる俺、

奥を向いたまま最後に乗ってくる人、

バシッと目が合った！

知っている顔、

でもすぐに誰だかはわからない、

パソコンのスクリーンにある砂時計が

頭の中に出てきて必死に解析していた、

１テンポ遅れてハッとした！

向こうも同時にハッとする、

ハッとトリック！(笑

昔付き合っていた人とこんな無防備な

阿保ズラしてる時に再会してしまった、

あ〜何年ぶりなんだろう、

でも、余韻を楽しむ時間もなく、

彼女はすぐに品川駅に行き、

新幹線に乗って帰らなければならないらしい、

タクシー乗り場へ、

俺も迷わず、『俺も乗る！』

とタクシーに乗り込む、

家は逆方向だけど、そんなの関係ない！

乗っている間に話ができるから、

もう二度と会えないと思っていた、

30分くらい話せたかな？

まつ毛が長い横顔は、昔のままだ、

たわいない話だった、

時空が歪んでしまう、

品川に着いたら時間は残りわずか、

また会いたい、と言ってお別れした！

会えるのか？ (爆

1時間もない、あっという間の再会劇だった、

行ってしまった後もなんだか何が起こったのか

整理がつかないまま、品川から泉岳寺までトボトボと歩きながら少しずつクールダウン、

何だったんだろう、

でも、神さまはいるようだ！

会社を出てからトイレに行った、

エレベーターを一本やり過ごした、

トイレに行かずに帰っていたら会っていない、

すぐ来たエレベーターに無理して乗り込んでいたら会っていない、

会うべくして会っているとしか思えない！

だからきっとまた会える！

老け込んでいられないぞ、

ダッシュしてこよう！